ご覧下さいましてありがとうございます。「夏目漱石 「こころ」 縮刷版 初版 大正6年発行 極稀少 105年前 used 」です。 夏目漱石の代表的な名作「こころ」です。今回出品するのは、その縮刷版の初版本です。「こころ」は大正3年9月に初版本が発行されます。その2年半後にこの縮刷版の初版が発行されました。装丁等は同じ仕様になっています。 書のはじめに漱石が書いていますように、この「こころ」は漱石が初めて装丁を手がけてみたというものです。表紙はもちろん、見返し・扉・奥付きの模様や朱印・検印まで漱石自身が手がけたと書いてあります。
もうすでに105年以上も前のものですので、さすがに全般的に紙が茶色がかっていますし、染みもあれば、背も傷んでいます。表紙裏に少しの書き込み・はじめの4ページほどは一部欠損しています。また、裏表紙の見返りには蔵書印が押されています。 そういう意味では100年の年月の中で人に手に渡って読まれながらそれでもなお、何とか原形を保ってきた一冊の初版本「こころ」です。
漱石が好きな方や漱石や「こころ」の研究をされている方などいかがでしょうか。お金を出しても滅多なことでは入手できない貴重な一冊だと思います。今までしばらく私が保管してきて時折取り出しては少し読んでいましたが、私もだんだん年を重ねてきていて、今のうちにお好きな方へお譲りした方がいいと思うようになりました。 「こころ」縮刷版 夏目金之助（夏目漱石） 岩波書店発行（ちなみに岩波書店の初めての刊行物が「こころ」だそうです） 縦151mm×横91mm×厚さ21mm 438ページ 大正3年9月17日印刷 大正3年9月20日発行 大正6年5月18日縮刷発行
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