灸の治療に関する古写本「要穴捷径」図解あり 江戸期？現存が一部しかない孤本？◆経穴 経絡 鍼灸 灸療

灸の治療に関する古写本「要穴捷径」図解あり 江戸期？孤本？◆経穴 経絡 鍼灸 灸療商品説明
鍼灸のツボ、経穴に関して、
主に灸療の観点から解説した古写本、
『要穴捷径』です。

端正な楷書の細字で筆写され、大小2種類の文字で本文が
構成されています。漢字かな交じりの読みやすい文体です。

全体に70丁以上、ページにして
140ページ以上ある大部なものです。


「要穴」は主要な経穴（奇穴を含む）、「捷径」は「早道」
という意味ですので、「主要穴の早道」とでも訳せる書物です。

前半は疾患別の療法解説で、古典を引きつつ各種疾患の
治療を列挙し、

後半は身体の部位ごとに経穴、また奇穴を解説しています。

ところどころ図解が挿入され、九曜灸、五ツ灸の法など、
図解入りで解説されています。


書籍には筆写の年月が記されていず、年期が不明です。

当方が調べた限り、この書名での書籍の情報がネット上や
各種医書関連の書籍にも記載がなく、元本の複写か、

それとも筆写さんがご自身で作成した書物か不明です。

後者だとすると、世界に一冊しかない、いわゆる孤本となり、
非常に貴重な書物ということになります。


記述には林羅山のことであろう、「羅山先生」などの文字もあり、
日本で作成された書物には間違いないと思います。


本文を丹念に読んで他の書物と校合すれば来歴がわかると
思い、また巻末には筆写された方のものであろう、蔵書印が
押してありますので、そちらから人物や時代を特定することも
できるでしょう。

それらを含めて、ご落札されたお方のお楽しみとさせていただきたいと思います。

記載された療法は、現在でも通用するものが
ほとんどと思い、これらの記述を現代に蘇らせるという
使用法もあることでしょう。


整理のたお安く出品いたします。しかるべきところで出たら
かなりの高値で売られるはずです。

鍼灸のご研究に、灸療のご実践のおともに、ぜひどうぞ。