ホルトン　レヴェレーション　トランペット　1929-30年製

Holtonのかつてのフラッグシップモデル、Revelationです。 アメリカのフォーラムではマーチン　コミッティよりも「使える」トランペットという方もおりすさまじい人気があります。 状態の良いものを探している方も多いモデルです。 この個体は1929-30年製、レヴェレーションとしては珍しく古いベッソンやジェロームカレと同じく3rdスライドコンヴァージョンになっております。(おそらくオリジナル仕様) 推奨している方の文章を見るに、響きが止まらず悪い影響を与えないと言うことのようです。 古いホルトンのレシーバーはバックやヤマハよりもやや太く、ややガタつきますが底つきはしておらず気密・ピッチ等は問題ありません。ボアはややMLより小さいようですが、詰まる感じはなくフルートのような暖かいサウンドからハリのある音色まで幅広く出す事ができ非常に使い勝手の良いモデルです。 先述のようにコミッティと比較されることも多く、サブトーンやベンドなどの自由度も高く感じます。 ベルも一回り小さいです。 シルバープレートの残りは95%ほど、サテンはやや薄くなっていますが残っております。ベルインナーゴールド。縁が剥がれ銀が露出してきておりますが年代にしては綺麗な部類だと存じます。 バルブアライメントが施されています。穴のずれはありません。 またバルブと本体のシリアルがすべて一致しております。 小傷、エクボ点在しております。大きな事故歴は無し。ベルがやや右に傾いておりますが、演奏に支障は感じません。 バルブスライドの気密性は○。充分演奏可能です。90年以上が経過しているトランペットのコンディションとしては奇跡的です。 ピンク色のバルブはリビルド品ではなくオリジナルです。レヴェレーションは現在人気のリン青銅でバルブが作られており、反応の良さなど良い影響をもたらすようです。 サテンを落としたくないため、表面の手入れはハガティを使用し研磨などはしておりません。内部洗浄済み。ケース無し。マウスピースなし。